「ケービン」の愛称で知られ、沖縄戦で壊滅するまで県民の足として活用された「沖縄県鉄道(軽便鉄道)」の1943年の時刻表が見つかった。宮良長包が作曲し、広く歌われる「汗水節」の作詞者で、具志頭郵便局長を務めた故仲本稔さん(享年73歳)の日記に貼り付けられていたものを長男の薫さん(66)が今年2月、遺品の整理中に見つけた。全国の鉄軌道に詳しいゆたかはじめさん(84)は「県鉄道が出した時刻表の原物が見つかるのは初めてではないか。非常に貴重だ」としている。
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