沖縄国税事務所が20日発表した2011事務年度(11年7月~12年6月)の相続税調査によると、調査した93件のうち、前年度比18・1%増の85件で申告漏れ・過少申告などがあった。申告漏れがあった相続財産額から債務や葬式代などを差し引いた申告漏れ課税価格は前年度比2・8%増の48億600万円、過去5年間で最も多かった。1件あたりの同課税価格は7・2%減の5167万円で、全国の約1・8倍と高い水準となった。今回から公表した贈与税調査でも、調査した49件のうち、44件で違反が発覚。同事務所は「無申告事案も多く、あらゆる機会を通じて積極的に調査をしたい」としている。
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