国立ハンセン病療養所・沖縄愛楽園(名護市)が、国による強制隔離政策の歴史を伝える資料館を、来年11月に開館することが20日までに分かった。東日本大震災の影響で国の予算計上が遅れ、ようやく建設計画が固まった。全国13カ所の国立療養所で、資料館を新築するのは初めて。愛楽園の将来構想の柱をなすだけに、準備を進める入所者自治会は「長年の隔離で患者の尊厳が奪われ、沖縄戦で多くが犠牲になった事実を伝えたい」としている。(新里健)
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