ミサイル発射の情報を素早く、県民に知らせるはずだった全国瞬時警報システム(Jアラート)。政府は発射直後に情報を得ていたが、確認で手間取り、本番で作動させることができなかった。2度試験放送をして備えた県内自治体の職員は「何のための準備だったのか」と徒労を口にし、政府対応のまずさに怒りの声を上げた。宮古島の一大イベントは開催が危ぶまれ、「念には念を」と遠足を屋内に変えた保育園があるなど、県民は翻弄(ほんろう)された。
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