沖縄の本土復帰を記念し、平和を願って1973年に贈られた熊野速玉大社(和歌山県)の神木ナギの苗木が、県内の高校で根付いている。苗木は長い間行方が分からなくなっていたが、同大社の上野顕宮司らの20年ほどの追跡調査の末、南部農林高校などで大きく育っていることが分かった。上野宮司は「木に込められた思いをかみしめたい」と話す。同校でも大切に守っていく考えだ。(真栄里泰球)
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