高温や日が短い沖縄でも高収量が期待できるイネの開発が進められている。琉球大学農学部の本村恵二教授が、コシヒカリに収量低下の一因となっている早熟を遅らせる遺伝子を組み合わせたイネを試作。他府県で改良された品種より背丈が10センチほど低く風雨に強い試作品の収穫に成功した。沖縄の気候条件に適応するようさらに改良を重ね、2~3年後の品種登録を目指す。健康食品開発のクレイ沖縄(伊波真徳社長)が県内や似たような気候条件の海外での栽培普及に取り組む。
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