【東京】森本敏防衛相は17日の閣議後会見で、米軍が普天間飛行場に配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、米国でシミュレーターに搭乗した同省の分析評価チームがエンジン停止時のオートローテーション(自動回転)機能を確認したとした上で、「オートローテーション時の(1分間に機体が落下する度合いを示す)降下率はほかの飛行機よりやや高い」との認識を示した。同時に、普天間でのオスプレイ運用のため、現在定められている普天間周辺飛行ルートの設定高度を見直す必要性にも触れ、現行の高度のままでは十分な墜落回避措置が取れない可能性を初めて認めた格好だ。
↧