構想から33年。大阪在住のキルト作家、内田富美子さん(70)は、沖縄の平和を願い制作したキルト3部作「連なる命」を13日から、県内で初めて沖縄大学で公開している。復帰を求め北緯27度線で開かれていたかがり火集会、米軍普天間飛行場の移設先として揺れる名護市辺野古の海など、沖縄の歴史と今が描かれている。一針一針に思いを込めた幅2・85メートル縦1・35メートルの大作に、内田さんは「私の命であり言葉がこの作品。命の大切さを知ってほしい」と学生らに語りかけた。14日まで。(與那覇里子)
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