野田佳彦首相(民主党代表)は23日、自民党が衆院選公約に明記した憲法改正による「国防軍」保持をめぐり「簡単にできない」と述べ、実現性に疑問を示した。これに対し自民党の安倍晋三総裁は、民主党がマニフェスト(政権公約)を実現できなかったとして「反省した上で批判してもらいたい」と反論し、激しい応酬となった。首相の発言には安全保障政策で隔たりのある自民、公明両党間にくさびを打つ狙いもあるとみられる。
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