県畜産研究センターは25日、肉用ヤギの人工授精による繁殖に全国で初めて成功したと発表した。ニュージーランドから導入した肉用ヤギ「ボア種」の凍結精液を昨年8月、はごろも牧場(中城村南浜、新城将秀代表)の雌ヤギ20頭に人工授精。今月9日から25日までに11頭が生まれた。同センターは「ボア種の普及が進めば、肉用ヤギの産業化に弾みがつく」と期待している。ただヤギ専門の人工授精師は県内で6人しかおらず、普及促進には資格取得者の育成が課題となっている。
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