就任から半年、米軍再編のパッケージを切り離した負担軽減の方針や一括交付金などの〝土産〟を手に初来県する野田佳彦首相。しかし、米軍普天間飛行場の移設問題については、県外移設を求める県民世論に背を向けるように、辺野古移設の方針を崩していない。移設問題で翻弄(ほんろう)されてきた名護、宜野湾両市の住民は「今さら説得なんて…」と期待値を下げつつも、「自分の言葉で語ってほしい」と首相の本音を求める。拝啓、野田首相―。あなたは県民とどう向き合いますか。
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