【北部】環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種(ⅠA類)に分類され、西表島が分布の北限とされていた野生ラン「ナンゴクヤツシロラン」が、本島北部の山中に自生し、開花しているのが2日、確認された。直径約2センチの黄褐色の花は、開花後一日ももたない「幻のラン」。本島での同種の確認は初めてで、分布の北限を塗り替える新たな発見に、研究者は「生態の解明につながる」と期待している。(長浜真吾)
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