1972年の本土復帰から来年で40年を迎える沖縄は、今なお「米軍基地の過剰負担」という逆境に置かれている。その基地と合わせ鏡のように居座るのが、本土の「構造的差別」だ。中央官僚や政治家が沖縄に浴びせる言動、基地政策への対応を通して、沖縄県民はこの国の「本音」と「醜さ」に、最もリアルかつ鋭敏に接してきた。
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