【読谷】米軍ヘリからパラシュート投下されたトレーラーが読谷村親志の民間地に落下し、棚原隆子さん=享年11歳=の命を奪った事件からちょうど47年となる11日、親戚や関係者14人が現場に集まり、そっと手を合わせた。父方・母方の親戚が一堂に会するのは、事件以来という。隆子さんのいとこで、呼び掛けた玉那覇正清さん(68)=北谷町砂辺=は「米軍占領下で、落ちた場所にいる方が悪いという時代だった。みんな集まってくれて、隆子も喜んでくれると思う」と涙をぬぐい、平和な空を願った。(磯野直)
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