県はうるま市兼箇段に、インターネットを介して外部のサーバーからソフトウエアやデータを呼び出して利用する「クラウドサービス」を提供するデータセンターを設置する。2012年度予算にデータセンターを整備する「沖縄型クラウド基盤構築事業」として約4億3000万円を計上した。同サービスでアプリケーションを提供するビジネスモデルが今後、一般化するのを見越して、県内企業では設置が難しい共通インフラを整備する。県有地の県農業試験場園芸支場跡地の一部に施設を建設し、サーバー約4000台を設置。データセンター事業やソフトウエア開発など県内複数の企業に会社を設立させ、運営を任せる。
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