県は7日、総額6807億円の2012年度当初予算案を庁議で了承し、各部局に最終内示した。沖縄振興一括交付金(仮称)など市町村分の予算約610億円をいったん「仮置き」したこともあり、総額は前年度比11・9%(725億円)増となり、18年ぶりに2桁台の伸び率となった。予算規模は4年連続の増加。一方で、収支不足(財源不足)は11年度の80億円から174億円へ拡大。国費を財源とする一括交付金事業の県負担分や社会保障関係費の歳出がかさんだ。同年度中に積み立てた基金をほぼ全額取り崩して対応した。
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